日本学校保健学会 第66回学術大会 @東京
2019年11月29日~12月1日に,日本学校保健学会第66回学術大会が国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました.
今大会の大会長は朝倉隆司先生!!
大会テーマは『全ての人々の健康と持続可能な未来のための学校保健~多様化・複雑化するグローバル社会と身近な社会の現実を生き抜く若者を育てる~』.
朝倉先生ご自身も講演集の大会長挨拶で“これまでの学校保健学会の学術大会とは趣を異にするメインテーマの設定”と言っているように,何だかいつもとは違う雰囲気…
左右:朝倉先生の大会長講演の様子
大会長講演は『全ての人々の健康と持続可能な未来のための学校保健学と健康社会学の融合を目指して‐研究者・教育者としてクロスボーダーを生きる‐』というテーマで,学校保健学と健康社会学の境界を研究者・教育者として生きてこられた経験とそれらの融合についての講演でした.
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講師やシンポジストとしてご登壇をされた先生方からも非常に興味深いご講演をいただきました.また,口頭発表やポスター発表でも,参加者同士熱いディスカッションが繰り広げられたことと思います.
左右:会場の様子.会場ひとつひとつが離れていたため,参加者の皆様は大変だったと思います.
朝倉研究室からは、博士課程に所属する出口奈緒子さんが『若手研究者の集い:今,若手が学校保健で取り組むべき課題は何か?学校保健のこれからを語ろう』のコーディネーターとしてご登壇をされました.その他の博士課程・修士課程の学生,卒業生・修了生もセッションやポスターで発表しました.
左:『若手研究者の集い』でコーディネーターを務める出口さん 右:課題別セッションの様子
以下,発表テーマです.一部発表資料がご覧いただけます.
【課題別セッション】
大信田真弓(博士2年)「青少年の社会的健康(Social well-being)に関する研究のスコーピングレビュー」
山岸鮎実(博士1年)「高校生のスクール・エンゲージメントとマスタリー,抑うつの関連」
佐藤美幸(修士4年)「10代で妊娠・出産した女性が大人としての社会的自立の形成に踏み出すプロセス」(PDF)
新田由佳(修士3年)「学校のケア風土に関する教員の認識‐質的研究から‐」
和仁樹(修士2年)「高校生にとって友人から相談される体験の意味とは」
【ポスター発表】
鈴木春花(修士2年)「ラオスにおける特別支援教育の現状と教員養成校の学生の認識-ルアンパバーン県の調査から-」(PDF)
井上蒼唯(修士1年)「メンタルヘルスの問題を抱えた子どもに対する教育実習生の意識変容プロセス」
杉浦碧(卒業生)「発達障害のある同胞をもつきょうだいの体験」
今大会は東京学芸大学養護教育講座が一丸となって運営を行いました.小さな講座ですが,先生方をはじめ,現役生,卒業生,修了生のつながりの強さを改めて感じることができました.
また,千葉大学と東洋大学からも多くの学生がスタッフとして参加してくれました.
本当にありがとうございました!
左:副大会長の渡邉先生 中:同じく副大会長の竹鼻先生 右:事務局長の荒川先生
大会長の朝倉先生、副大会長の渡邉正樹先生、竹鼻ゆかり先生、事務局長の荒川雅子先生、大変お疲れさまでした.
そして,寒い中足を運んでくださった多くの参加者の皆様に厚く御礼申し上げます.
▶第66回学術大会HP-大会終了挨拶 http://web.apollon.nta.co.jp/jash66/◀
第67回学術大会は愛知学院大学で行われます!
来年も研究発表できるように“頑張ろうー!”