受験生の皆さんへ
こんな生徒に来てほしい!
「健康」と社会のつながりに関心を持ってくれる人がいいですね。マイノリティーの視点を明確に持つことは難しいとは思いますが、せめて理解してほしい。ただ感情的であったり運動的であったりするのではなく、構造的にマイノリティーと社会をつなげて考えられる人が理想です。卒業後も企業の利益だけを考えるのではなく、「健康」や環境という複眼的な視点を持てるようになってほしいですね。
在学生の声
学部4年 R・M
「東京学芸大学のD類養護教育専攻、通称”D養”では、少人数制ということを活かして、先生方からの丁寧なご指導を受けることができます。
また、仲間と共に学びを深めていくことができます。お互いの意見を共有して知見を広げたり、多面的な角度で物事を見ていったりすることができると感じています。
同じ”養護教諭になりたい”という目標を持つ仲間と切磋琢磨していくことができる講座です。
D養で私たちと一緒に自分らしい養護教諭像を考えていきませんか??」
教職大学院2年 N・H
「教職大学院の養護教育講座は、教職専門実習やそこでの経験を持ち寄り深める授業などの実践的な学びと、学校や子ども、教員に関わる課題を研究的な視点でとらえる研究的な学びの両方を得ることができる場所です。養護教諭(実習生)として実習校で日々子どもたちと関わりながら、一方で研究的な視点で学校や教育をとらえることは難しいです。しかし、授業や研究を通して先生方や先輩、後輩、同期とたくさん対話するなかで、養護教諭の視点だけでなくいろいろな角度から問題をとらえ、向き合い、考える力が少しずつ鍛えられていると感じています。朝倉先生には、学部生のときからお世話になっています。常に新たな視点を与えてくださり、私の凝り固まった考え方やものの見方をふわっと広げてくださる先生です。研究に関することだけでなく、一人の人間としての生き方についても、朝倉先生からたくさんのことを学んでいます。ぜひ本講座で、「研究する養護教諭」を目指しませんか?」
博士課程 A・A
「朝倉先生は、長年研究者として取り組まれてきている今でも、自身の無知を自覚しながら、知的に満たされない部分を常に抱えながら、研究に取り組まれているそうです。そんな先生に私は「自分でよく考えろ」と常に言われています。論文に取り組む時、養護教諭として働く時など、周りが求めている正しい答えが知りたくて不安になりますが、「自分は何がしたいか、どう考えるか」であって、「正しい答えはない、自分で考えて作っていくものだ」ということを朝倉先生から学び、常に心に留めながら今研究に取り組んでいます。朝倉先生は、研究者として、教育者として、人として、情熱が熱く、心暖かい方です。朝倉先生の背中を必死で追いかけながら、先生から学んでいる研究に対する覚悟と根性をもって、自分の足で自分の研究を進めていけるよう、頑張ります。」
卒業生・修了生の声
2014年卒業 笠輪美穂さん(養護教育専攻4期生)
「朝倉先生からは卒論はもちろん、進路に悩んだ時にもたくさん相談に乗っていただきました。学生交流会の企画運営を私たちだけでほぼ全て行ったことは、とてもよい思い出です。」
2011年卒業 浅井なつみさん(養護教育専攻1期生)
「私は、学部1期生として入学しました。指導教諭であった朝倉先生は、穏やかで優しく、先輩のいない私たちのことをよく心配してくださっていました。卒業後も、現役学生や院生と卒業生の繋がりを大切にしてくださっています。
養護教諭を目指している学生の皆さんへ。養護教諭という職は、私が学生の頃憧れていた通りのやり甲斐がある仕事です。日々成長している子供たちやその子供を支える大人たちの健康と安全を守っていく、大切な職務です。是非、皆さんの志を力に変えて、子供たちのために注いでください。お待ちしております。」
2012年卒業 関洋子さん(養護教育専攻2期生)
「私は社会人生活を経て、編入生として学部に入学しました。初めは、久々の学生生活に不安もありましたが、素敵な仲間や先生方にめぐりあい、楽しく学生生活を過ごすことができました。もともと少人数で和気あいあいとした養護教育専攻ですが、同じ研究室で学びあった仲間とは特別な絆が芽生えます。 在学中、自分自身の研究はもちろん、先輩後輩の垣根なく学びを深めていくことのできる場所が研究室でした。仲間とは卒業後も何かと連絡を取り合い、互いに情報交換することで、一人職種であることでの悩みを共有したり不安を解消したりしてきました。 また、朝倉先生からは特に「よく考えること」を学びました。ここは、養護教育について、研究について、人生について、たくさん考え、学びを深められる場所です。是非仲間となり、一緒に学びを深めていきましょう。」
2013年卒業 園田冬羽子さん(養護教育専攻3期生)
「 朝倉ゼミは、毎回が朝倉先生との哲学の時間でした。毒舌ながらも温かみと優しさのある言葉で、いつでもわたしたちの一歩先を照らして下さっていたように思います。養護教諭として勤務するようになった今でも、壁にぶつかると、「園田はとにかくもっと頑張れ!」という朝倉先生の激励(笑)の言葉を思い出します!たくさん遠回りをしながら先生とゼミ生と研究した時間は、出口が見えずつらくもありましたが、振り返るととても楽しいものでした。研究を一から学ぶと同時に、自分自身とじっくり向き合う、そんな時間を過ごせる素敵な研究室です。」
2014年修了 柳沼早苗さん(大学院養護教育専攻)
「私は宮城県で現職の養護教諭として仕事に就く中で、自分に足りないものを感じていて、もっと教育についてじっくり考えたいと思っていました。どうせ同じ時間・労力を使って学ぶのであればよい学びが出来る大学に行きたいと思い学芸大の養護教育専攻を選んだのですが、宮城から東京の大学院に通って学びながら修論を作成することは、どこまでやれるか自分にとって大きな挑戦でした。
不安の中で始まった大学院生活は、日々の授業やゼミは決して楽ではありませんでしたが、内容は興味深く質が高いものが多いので、やればやるほど面白くなりました。そして研究室は朝倉研究室を選び所属しました。朝倉研究室は求められるものも高く、難しい。しかし、筋力も思考力もトレーニング無しには向上しないと実感したのもゼミでした。自分で行く道を探すこのゼミの過程が人生にも仕事にも必要な対応力を向上させるのだと、今、仕事に戻って実感しているところです。
研究は苦しさもありますが、考えを深め、知らないことに気付いていく面白さもあります。朝倉研に入れば良い学び、良い修行(?)、そして大きな達成感を得ることが出来ると思います。朝倉研はしっかり学びたい人、充実した大学院生活を送りたい人にはお勧めです。」