いのちの講座が開催されました!
1月31日(土)に「いのちの大切さを考える教育」公開講座が開催されました。
7回目となる今回のテーマは、「当事者研究から学ぶ アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)の生活世界」でした。
特別講演者として、発達障害の当事者研究の第一人者である綾屋紗月さん(東京大学先端科学技術研究センター・特任研究員)
コミュニケーション障害学や臨床発達心理学を専門としている藤野博先生(東京学芸大学特別支援科学講座・教授)をお招きしました。
参加者の中には、他大学の養護教諭養成過程の学生や、他専攻の学生のほか、地域の養護教諭や小学校教諭、特別支援学校教諭などの学校教育の現職の方や、医療・保健領域の専門職の方々等、専門や関心の領域や立場が多様な参加者となりました。
綾屋さんのご講演では、当事者研究で見えてきた「自分の世界」を、綾屋さんらしい独特な表現で語っていただきました。
また、藤野先生からは、発達障害の概要についてや現段階で行われている発達研究についてのご説明、そして、今後発達研究の方向性についての問題提起をしていただきました。
お二人の貴重なお話を受けて、ギャラリーからも質問が絶えず、すばらしい講演になりました。
今一度、健全は発達とは何か?という重要な問いと見つめ合う必要性を、改めて強く感じさせる機会となりました。
来年度の開催の詳細について、詳細が決まり次第、当HPに掲載します。
また昨年度以前のいのちの講座については、こちら をご覧ください。